なんとなく感覚的に水分が増えるからジメッとするというイメージはありますよね。
実はこれにも小難しいお話があるのです。
まず私達が日常に使っている「湿度」という言葉ですが、これは空気中の水蒸気の割合をしめしているのです。
つまり空気中にどれぐらい水蒸気が含まれているかということなのですが、この水蒸気の割合が多いと空気中にたくさん水分があるということになります。
そして人間は汗をかきます。かいた汗は皮膚の表面から流れ出るのですが、汗がベタベタだと気持ち悪いですよね。
冬など湿度が低ければ、かいた汗はどんどん蒸発していきます。水分が蒸発するときには気化熱といって周りの温度を下げていきます。
この作用があるおかげで、人は汗をかくと体温が下がってくれるんですね。
さて、空気の中にたくさん水分が含まれていたらどうでしょう。
空気の中に含める水分の量にも限界がありますから、それ以上は水分が蒸発できないんですね。なので湿度が上がると汗は皮膚の表面に残ることが多くなってベタベタします。だから夏はジメジメ感じるんですね。
また単純に水分が多いから、空気自体もジトジトしています。
基本的に快適な湿度は50〜55%と言われています。しかし夏の暑い時期には50%でもジメジメするでしょうから、40%ぐらいが適当なのではないでしょうか。あまり湿度が低すぎるのもどうかと思いますしね。
その湿度をコントロールするのが除湿機なのです。
では除湿機って一体どういうものなのでしょうか?