このジメジメには湿度が関係しているのですが、ではいったい湿度がどれくらいになったら人は不快に感じるのでしょうか。
その問題を解くために、世の中には不快指数というものが存在します。
不快指数とは「0.81×気温(℃)+0.01×湿度(%)×(0.99×気温(℃)-14.3)+46.3」から導き出される数値で、この不快指数が77を超えるとおよそ50%の人が不快と感じ、85を超えるとほぼ100%の人が不快と感じる・・・というものです。
なんか小難しい話になってきましたが、しばしお付き合いください。
では実際に不快指数が77とはどういった状況なのでしょうか?
ジメジメの季節は夏なので、気温は30℃の設定とします。
すると計算式は「0.81×30+0.01×湿度(%)×(0.99×30-14.3)+46.3」となり、計算すると「湿度(%)×0.1669+70.6」となりますよね。
そこに湿度を当てはめると、湿度40%で不快指数はほぼ77となります。これはおよそ半分の人が不快に感じる値です。そして湿度が90%を越すぐらいになると、ほぼ全員が不快に感じるということになります。
また気温が35℃まで上昇すると「湿度(%)×0.2035+74.7」となります。こうなるとなんと湿度が10%ちょっとあるだけで多くの人が不快と感じてしまうのです。さらに湿度が50%をこすと、ほぼ全員が不快と感じることになります
。
まあ実際の人間の体感する不快度数とはズレがあるでしょうが、やっぱり夏は不快に感じやすい季節なんですね。
特に日本の夏は太平洋高気圧が張り出しているので、その太平洋からの湿った空気が大量に運ばれてきて、湿度が上がりやすいんですね。
まさに日本の夏はジメジメする・・・というイメージのまんまですね。
ではどうして湿度が上がるとジメジメ感じるのでしょうか・・・?